そういうふうにして書いた本が出版されて商品として本屋に並び、公のものとなる。
そのときにはすでにぼくの個人的な生活とは切り離れてしまい、ただの入門書になってしまう。
ただの入門書になってしまった本を手にして、ぼくはなんだか複雑である。
--
ファイルメーカーMLを見ているとぼくの役割は終わったのかも知れないと思うことがある。
その1つの理由は、MLのQ&Aを読むにつけ、ファイルメーカーは機能の限界に来ていることが明白だからだ。
どうすればできる?こうやれば可能。という、その方法がどうにも強引と言うか、スマートじゃない。
一度作ったフォーマットも流用が難しく、肝心な検索/抽出機能なども中途半端なまま。
ぼくには、ファイルメーカーがソフトウエアとしての寿命が尽きているという気がしてならない。
現状をうち破るコンセプトを注入しなければ、つまらないソフトになってしまうだろう。