でもこないだTVを観ていたら原田真二が歌っていて、やはり彼はすごくいい曲を歌っていて、
その後の会話で少し照れながら、
でも真顔で、「何のために生まれてきたのか」と言ったんだ。
当然彼は歌うために生まれてきたと言った。だから、そうすると。
そのときぼくは、「何のために生まれてきたのか」という自問と向き合えない自分が少しはがゆかった。
それに答える代わりに「何のために生きていくのか」という質問にすり替えてしまう自分が少しやるせなかった。
本来、「何のために生まれてきたのか」という問いかけは、自分の天性、宿命を問いただすことなのだろう。
しかしそれは、過去を振り替えることではなく、自分の未来を決意することではないかと思った。
ぼくは自分を決意できないでいる。
決意しない生き方でもいいやと思っているふしもある。
「今を生きる」という言い方が何かを正当化してしまった気がしてきた。
うん、でも昨日よりはだいじょうぶ。
なんかちょっとだけど、あったまってきた。